bowbow’s diary

家族ノカタチ

姑の要求と家族の苦悩「レビー小体型認知症は無知じゃない」

No.16

 

私は姑の仮病をわかっていました。

おそらく近くの内科の先生も

デイサービスにいる介護士の皆さんも

ケアマネさんも

みんなわかっていたと思います。

でも誰一人口にしないのは

姑がレビー小体型認知症だから

要するに

病人だからいたわらなければいけないと思っているんです

 

最初の頃はね

姑の毎日繰り返される

「お腹が痛い!死にそうだ!救急車呼んで!」「助けて」

この言葉の度に

あ~また始まった(~_~;)

どれだけ今日いい事があっても

その言葉を聞くたびに

気持ちが萎えてしまって気が重かったんですよ

その度に「痛み止め飲んでね」と言うと

姑「飲めないから飲ませろ!」

私「飲めないのにどうやって飲ませるの?」

姑「口に入れろ」

私「自分で口に入れて」

姑「出来ないから言っているんだ」

私「そんな元気があるなら飲めるでしょ~」

姑「随分薄情だな!」

 

ま~毎回こんな下りだったんですけど

途中から仮病?って気が付き始めてから

私「は~い。口開けてね~」に変わっていったし

歩けないと言われても

「薬飲んだからもう少しであるけるよ~」とか

上手い事返せるようになったんですよね

姑に「おしっこ~」って言われても

「紙パンツにしてね~その為の紙パンツだよ~」

とかね

優しい言葉で機転が利くようになったんですよ(笑)

 

勿論、本当に体調が悪いときはあって

顔を見れば一発でわかります。

表情の硬さです

100%顔の表情を脱力すると無になって

人の顔ってめちゃくちゃ怖いんですよね

目も一点を見つめ顔色もグレーです。

でも、そんな時でも姑は

リビングの一等地を陣取り

自分の部屋には行きませんでした。

それどころか

指をだして指示してきました。

目の前のコップを指さし口に指さし

水を飲ませてほしいとジェスチャーするのです。

凄いでしょ(笑)

更に姑の凄いところは

これを覚えていて

仮病の時も指で支持を出すようになってくるんですよ

その時は見て見ぬふりですけどね(*''▽'')

 

姑は何としても構ってもらわないと

自分の欲求が収まらないので

その仮病も本格的になってきました。

 

当時、私は同居を開始すると同時に

近くの会社に転職して働いていたんですけど

仕事に行くたびに

具合の悪さを訴えてきます。

酷いときは床に寝そべって

「死にそうだ~」と言ってみたり

「食べ物が引っかかって息が出来ない」とか

どんどんエスカレートしていくんですよ

 

姑の育ちは8人兄弟の内一人だけ女の子だったので

家族から異常なほどに溺愛されて

まるでお姫さまの様に育ちました。

とてもナルシシズムで自己愛精神が強いのです。

その為にいつも特別扱いされないと

欲求は満たされないのです。

(お姫様の方大変失礼しました)

その為だったらなんだってします。

 

ナルシシズム

自己中心性:

自分の感情やニーズが他人よりも重要だと感じる。

他者への共感の欠如:

他人の感情や視点に対する理解や配慮が不足している。

自己評価の過剰:

自分の能力や成果を過大評価し、特別な存在だと感じる。

承認欲求:

他者からの称賛や注意を強く求める。

 

明日は現在の姑に起こった

欲求を満たされるためになんだってする

について最近起こった出来事を

書こうと思います。