bowbow’s diary

家族ノカタチ

介護の現実:姑の心情と家族の対応 

No.15

【5年前】

姑がレビー小体型認知症と診断されてからは

ネットでその病気をよく調べたり

係り付けの病院の先生からの話からも

特徴についてはよくわかってきて

大分気は楽になって来たんだけど

でも次々と心配事は増えてきて

今、目の前で悩んでいることって

症状の特徴が知りたいんじゃなくて

トイレの問題や

姑のわがままは病気のせいなのか?

これから先どんな生活になっていくのか?

在宅介護になるのか?施設ってよく聞くけど

施設に入れるの?

自分たちの生活に

どんな困難が待ち構えているのかって事なんですよね

 

姑のトイレ問題はずっと続いていて

一度トイレに入るととても長い(~_~;)

出てきたかと思えば

便秘だと思い込んでいるので一日中お腹をさすっていて

出ない・・・出ない・・

独り言をずっと言っているんですよね

姑は私に「お腹をさすれ!」と言う事もしばしばあって

何故か人にものを頼むときはいつも命令口調((笑)

私はその命令口調と

「こんなに苦しんでいるのにほったらかしか?」

「今すぐ病院連れて行って!」

この言葉が嫌で仕方なかったので

仕事から帰ってきても休日も姑に捕まらないように

いつも忙しく家の中を動き回ったり

殆どの時間を台所で過ごしていました。

自分の寝室もあったのですが、私の姿が見えないと

家中探し回って寝室に入ってきちゃうんです。

「今ちょっと手が離せないの~」とか

ごまかすのも限界で

結局、病院へ行く約束をして一旦姑のうるさい言葉が収まります。

そして姑はその約束を忘れません

 

病院へ連れて行くと

姑は歩けるのに歩けないと言い車いすに座ります

呼ばれるまで待合室にいると

「おしっこ~」と大きな声で言います。

「連れて行って」「手を貸して」

大きな声で言うのです

 

当時、私はこの行動に違和感があって

さっきまで歩いていたのに?

何故、病院に来るといつも車いすなの?

あっ!姑は演技をしている!!

そう思ったんですよ

 

便秘でお腹が痛くて行院へ行くと言う事を

何度も繰り返していると

流石に病院の先生も看護師も

検査をしても異常がないから

色々わかってくるんですよね

 

もしかしたら姑の仮病?

 

デイサービスでも

ご飯を一回に食べられないからおやつを持ってきていいかとか

薬を飲めないからゼリーを持ってきていいかとか

一番先に食事をもってきてほしいとか

介護士さんにも

あっちが痛いこっちが痛い言い

とにかく介護士さんを独占しようとするんですよ

姑は特別扱いをしてもらえるまで訴え続けるのです。