bowbow’s diary

家族ノカタチ

姑と嫁の関係: パーキンソン病との同居生活

No.9

 

同居してからは

勿論、姑は料理も掃除も洗濯もしません。

パーキンソン病=難病=大事にされて当たり前。

見え見えの態度と

会話の端端で伝わってくる言葉で「大事にされることが当然」

を感じ取っていました。

私は同居中も姑を避けて生活していました。

仕事が終わっても家には帰らず

子供達は転校したくないという思いが強く

学区外に通っていたので子供たちの送迎をしていました。

冷蔵庫にはそれなりに残り物や作り置きのおかずはあったので

姑には冷蔵庫から出して食べてもらうように言っていたのですが

夕飯が思いのほか気に入らないと

「私の夕飯は?何食べればいいの?」

怒って言われるので

私はなんだか傷ついたような苛立ったような・・・溜息。

何度も言われるので、買い物は姑の好きそうなものを先に

かごに入れてからといった行動が今でもしみついています。

 

ある朝

「あ~ねむたぁ~い」と何気なく言って起きてきた私に

姑は「目をつぶったまま働け!」と言い放ってきました。

そこに夫が居合わせていて目が合いました。

何?それ!聞いた?ひどすぎない?

私と夫は目だけの会話をして絶句です。

姑は何かおかしなことでも言った?

言っている意味を解ってないのです。

 

姑の暴言は沢山ありますが

子供の部活や試合の度に

「あなたたちだけ楽しんで、私の事を放って置いていいの?」

こんな言葉を毎回言われていましたね。

他にも私が実家に帰って来ようものなら

嫉妬と妬みに気が狂ったかのように

鬼のような顔で

「何があったか全部話せ!!」

私は「なんで?怒ってるの?」

姑「普通は帰ってきたら何があったか話すのが当たり前だ」

私「みんな元気だったよ~」

 

想像していた通りの同居生活でしたね。

異常なほど溺愛されて育った環境が

異常なほどの自己愛が強く他人は道具。

自立心がない上に探求心もない人格の姑。

考えていることは容易に想像がついて

パーキンソン病=難病=大事にされて当たり前。

同居したらみんなにもっと大事にされると思っていたのに

そうでもない生活にいつもイライラしていて

欲求が満たされないので暴言になっているのでした。

 

私もその当時、パーキンソン病と聞いて姑の命の事を考えると

何かと許せたというか、病気だから仕方のない事と思っていました。

少しづつ少しづつ同居生活が

姑を中心に回りだしていくようになっていきました。

 

姑は自分の夫ともよく夫婦喧嘩をしていたと

私の夫からも姑からも聞いていました。

そりゃそうでしょうね。

義父は勤勉でとてもやさしい人だと夫から聞いていました。

でも、よく飲みに出かけていたのが原因で夫婦喧嘩をしていたそうです。

そりゃ家に帰りたくないわ。家事の一切をしないのだから。

姑は嫉妬深く束縛が激しい性格です。

 

姑は60歳まで会社員をしていました。

お給料は、一切家に入れず自分の為だけに使っていました。

超ドケチです。

それどころか

姑から聞いたのですが「お父さん(姑の夫)は、私にお年玉くれない!」

「子供達ばっかりにお年玉あげて、私に一円もくれないんだよ」

めっちゃ被害者のような口ぶりで私に言ってました。

え?何言ってるの?理解できない。

後から私の夫にどういう意味かと聞いたけど、

「ケチだから」

いやいやケチにもほどがあるだろうよ。

こんな人が世の中に居るのか?

因みに、ここの家計は中流家庭の中流ですし

なんなら姑の実家は中流家庭の下流です。

 

パーキンソン病だと診断されてからも

姑は畑で野菜作ったりしていましたし

買い物にも出かけていましたので

一見普通の高齢者です。

 

行きつけの心療内科の先生の悪口は毎回言っていました。

姑の口から人を褒めたり感謝したりする言葉は

聞いたことがないですし、(昔の人だから?)

日頃から誰に対しても

自分がこうと思ったらしつこく文句を言うので慣れましたね。

そして医師には

「薬は飲みたくない。」と毎回言っていました。

相変わらすパーキンソン病がなんであるか理解しようとしないので

私が時々「体が硬くなっちゃうからね」

と言っても、私が悪者になる始末でした。

 

転倒が気になりだしたのは同居してから4年くらい経ったころです。

日に何度も転倒していたみたいなんですが

畑に居たために大したケガもなくて

家の中では基本椅子に座りっぱなしで何もしないので

トイレに行くくらいですかね。

 

玄関で転んだ時は

「誰なの?靴がだしっぱなしで!」と怒っていたり

自分の部屋で転んだときは

「電気を付けていなかったから」などと言っていたので

気にしていませんでした。

 

デイサービスを開始した時も

無茶苦茶言って職員の人たちを困らせたんですけど

お腹がすくから軽食を持っていきたい。

特別に姑だけ職員の部屋でパンとか饅頭とか

15分だけの軽食を食べる時間を作ってもらったり

配膳は姑が食べるのが遅いから一番先に運んでほしいとか

今となっては本当に申し訳なく思ってます。

 

デイサービスの事は

夫は夜勤専門でしたので月一のケアマネさんの訪問も任せていて

姑は直接ケアマネに色々なわがままなを言っていました。

夫は正直、面倒くさいと思っていたのか?

母である姑に何も言えなかったのか?

一度わがままが通ると次から次へとエスカレートしていって

新人の介護職員さんには特に

喉が渇いた、トイレ、お腹が痛い、足が痛い、薬を飲ませてなどといって

その職員さんを自分に縛り付けておこうとするのです。

(後々ケアマネさんから聞いて知った事ですが想像ができます。)

ショートステイ(お泊り)のサービスが受けられません。

ナースコールを鬼鳴らしするからです。

 

レビー小体型認知症と診断されるまでわからなかったです。

性格的な面も強く出るように思います。

 

レビー小体型認知症

レム睡眠行動障害

睡眠中に大声をあげたり、叫んだり、歩き回ったりする
夢の中の体験を反映した激しい動作をする
夢の内容に合わせて寝室の家具や壁にぶつかったりする
自傷行為や他人を傷つけるような行動をとる