bowbow’s diary

家族ノカタチ

認知症の詳細な症状と日常生活への影響

No.2  【2024.6.19】

こんにちは!

姑がストローを口に運んでほしいと頼まれて手伝っていた事

歩行の際に手を貸していた事などを辞めた理由なんですけど

まずは姑の病気の経緯をお話ししますね。

 

ここに至るまでの経過については

姑は、当時、夜眠れない事と

その原因が便秘が酷く便意があっても違和感があって

すっきりしないし詰まった感じで気になって眠れない。と言う事で

総合病院の内科へ行きました。問診の結果

すぐ精神科へ案内され診察を受けたと言っていました。

診断結果は告げられたはずなんですが

おそらく本人は全く分かっておらず

ただ先生から処方された薬を飲めばいい

と思っていたんでしょう。そして薬を飲み始めました。

本人は便秘薬と眠れる薬をもらっと思っていたと思います。

 

後々わかるのですが便意をもの凄く気になるのはパーキンソン病の特徴です。

 

レビー小体型認知症パーキンソン病の特徴

便秘
パーキンソン病の患者さんの約70%が便秘に悩んでいます。
腸管の運動障害により、便が腸管内で停滞し、便秘が引き起こされます。
排便困難
パーキンソン病では、腹圧をかけて排便する能力が低下します。
排出時の筋肉の協調運動が障害されるため、排便が困難になります。
失禁
重症のパーキンソン病では、便失禁が見られることもあります。
排出反射の障害により、自分で排便のタイミングを制御できなくなります。

 

ところが

数日後、姑が言う話では

先生に出された薬を飲んだら手と足が震え始めた!

誤診だ!先生に病気にさせられた!

と思い込み、ここから数年間ずっとこの話を聞かされることになるのですが

本人が病気を全く理解しようとせず、先生の話も聞こうとせず

勝手に便秘だと思い込んでいた為に

結果的に激しい被害妄想となっていったのです。

 

レビー小体型認知症は、

認知機能の低下に加えて、パーキンソン病に類似した症状を呈することが特徴です。

その中でも、手足の震えはその代表的な症状の1つです。

手足の振戦(震え)
レビー小体型認知症の患者さんの約半数に手足の振戦が見られます。
安静時や動作時に現れる振戦は、パーキンソン病と非常によく似ています。

 

姑は手先が震えていましたが、震えていない時もあって

私もお年寄りになるとこんな症状があるんだな

てな感じにしか考えていませんでした。

私の小学校時代のPTA会長が手が震えていたし

見るのは初めてではなかったから全く気にならなかったのですよ。

 

このころに姑の車の運電免許証を返納しました。

直線道路だったんですが

ブレーキ痕がない状態でガードレールに衝突したからです。

警察の方が来ても

姑は、しどろもどろで夫が現場に駆け付け対処しました。

本当にガードレールで済んでよかったです。

即返納しました。

 

ただ、その時思い返したんですよね

私の子供達が小さかった頃、

姑がよく車で迎えに来て子供たちを回転すしに連れて行ってくれたり

温泉に連れて行ってくれたりしていました。

返ってくると子供たちが言っていた

「おばあちゃん、道路の反対走ってた」

「おばあちゃん、信号間違ってた」

まだ姑も60代でしたし

何せここは田舎なので、信号の見晴らしのいい交差点も沢山ありますし

逆走と言っても中心線すら無い道路も沢山あります。

何も気に留めていなかったけど

実はこの頃から病気は発症していたのではないか?

となると・・・・・20年以上前ってことなんですよね

 

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症ではパーキンソン症状も伴うことが多く、

動作緩慢や振戦などの影響で運転操作が困難になる可能性があります。

知機能の低下
注意力、判断力、記憶力などの認知機能が低下します。

これらの認知機能の低下は、安全運転に必要な能力を損なう可能性があります。

 

そして、運転免許を返納したので

家にいて畑仕事をしたりしていましたが

冬になるとこもってしまうのでよく電話が来たり

バスにのってきたり

時には歩いて来たり、2時間以上かけて歩いてきてました。

自転車が欲しいと言われたので買ってあげたのですが

自転車には乗れなくて、転んでいました。

実際、乗れなかったので自転車で来ることは無かったです。

 

レビー小体型認知症

視覚的認知機能の障害

道路状況の把握や障害物の認識など、

運転に必要な視覚的認知機能が障害される可能性があります。

 

レビー小体型認知症は体が傾いた状態で座ったりするのも特徴と

先生に聞きました。まっすぐ座っているつもりでも

左右どちらかにいつも傾いて座っていました。

 

姑はこの頃には自宅での入浴は一切やめて

バスに乗って温泉に毎週行っていました。

週1回、温泉の送迎バスがちょうど通るところに姑の家はあったので

毎週水曜日はそのバスに乗って温泉施設に行っていました。

 

姑は総合病院の精神科へ行くのを辞めて

誰かに聞いた心療内科(個人病院)へ通っていました。

 

私の家に来るたび

先生の誤診で手が震える話を

熱量MAXでいつも話をしていて

正直、面倒で気が重かったですね。

何度も言うので

「その話は何度も聞いたよ」と言っても

来るたびに毎回、話をするのです。

 

まだこの時点では

姑も私たちも不眠症で便秘がちとしか思っておらず

入浴も面倒くさいだろうな。料理も買ってばかりだし、

 

夫からの話で

お袋は、冷やっこを食べようと思って醤油を台所に取りに行くのも

面倒な人なんだよ。そのまま醤油なしで食べるような人

って聞いていたし、料理は殆ど作らないし、作れないし

作ったとしても野菜の皮はむかないし・・・

親父が作るか俺が作ったりしていた。

と聞いていたからお風呂に入らないことも外食ばかりしているのも

私はなんとなく理解していて、と言うより

あきれていて、それよりかは家に来ることが何より嫌になっていて

姑が嫌いだったんです。

 

私は料理を作って食べさせないと食費がかかるし

作ることは嫌いじゃなかった。

姑が家に来ることを嫌っていたので

休みの日は、家族でイオンに出かけて

ゆっくりのんびり一日そこで過ごして食料を買って

夕飯は作ってビール飲んで過ごしていた。

これが週末の定番で一家団欒で過ごしている時間が、今思えば

とても懐かしく日常の中の幸福ってホント思いますね~

 

予想通り

そんな幸福の時間はそれほど長くは続く訳もなく

着実に姑の病気は進行してきているのですよ。

 

運転免許証の返納は

自宅に引きこもる事にもなり

ある日、行きつけの心療内科(個人病院)から鬱と診断されたと

言ってたのです。

それを何故か自慢げに笑みを浮かべて

姑「私、鬱なの。だから一緒に住んでほしい」

 

え?どこが?鬱なの?

こんなに自由に生活している人が鬱?

 

今思えばの話をまたしますが

本人が病気を全く理解しようとせず、先生の話も聞こうとせず

勝手に鬱だと思い込んでいた為

「鬱になるよ」と話を聞いたとすれば「私は鬱」に

変換してしまったのではないかと思っています。

 

ここから怒涛の如く姑に同居を詰め寄られる形になるんです。

その頃の私は、仕事も楽しく子育ても張り切っていて

めちゃめちゃ忙しかったけど何か張り切って生活していました。

あの家で同居?

絶対いや!

 

何でこんなに自慢げに鬱って言うの?

まるで病気を喜んでいるかのようにさえ見える。

 

認知症をはじめとする脳疾患

アルツハイマー認知症レビー小体型認知症など見当識の低下

時間の見当識の低下

現在の時間、曜日、季節などを正しく認識できない。

過去や未来の時間感覚が混乱する。

場所の見当識の低下

自分がいる場所が分からない。

自宅や馴染みの場所を見失う。

状況の見当識の低下

自分を取り巻く状況や環境が理解できない。

状況の変化に適応できない。

自己の見当識の低下

自分が誰なのか分からなくなる。

自分の役割や立場を認識できない。