bowbow’s diary

家族ノカタチ

認知症の兆候を見逃す日常の落とし穴

No.5

 

姑がレビー小体型認知症と診断されるまでに

10年以上かかってしまった理由を

過去をさかのぼってきましたがここまでを一旦まとめますと

レビー小体型認知症や他の認知症の発症は

日常の生活の中に溶け込んでいて、気が付きにくく

今振り返って考えてみると

そういう事だったのか。

と納得できます。

診断されるまでの行動を含めると20年以上前からになります。

介護する方も介護される方も

知識を得ることで精神的にも無駄にイライラする必要もないのです。

もっと言えばも

感情を上手くコントロールもできるようになってきます。

姑の「あまのじゃく」が生んでしまった

長い間の誤解やモヤモヤがはっきり見えてくるまで

相当の時間が経過してしまいました。

60歳代は若いイメージがあったし、まさか自分がと思いますよね。

 

姑の発症はここからです。

便秘が酷く、気になって眠れない日々が続き総合病院の内科を受診したが

精神科に案内された。

何故、精神科に案内されたのか姑に聞いても

本人もわかっておらず、濁していました。

おそらく医師は精神科で病名を告げられたのではないでしょうか。

パーキンソン病」とか?

姑にとったら

パーキンソン病ってなかなか耳にしたことのない病名で

解らなかったんじゃないでしょうか?

でもその話をすると「精神科に行ってから手が震え始めた」と

逆恨みの話になるので触れられなかったんですよね。

触れなくても熱量MAXで

「あの先生が出した薬を飲んだら・・・」と延々に話始めるので

触れないようにしていました。

本人が聞く耳を持たず

病気を全く理解しようとせず、

先生の話も聞こうとせず

勝手に便秘だと思い込んでいた為

処方された薬をただ飲めばいい

と思っていたと思うんですよね。

姑は日頃からそういった「あまのじゃく」なところがあるのは

知っていましたし、聞く耳が全くないので

何を言っても頑固なんですよね。

家族も姑から便秘で不眠症としか聞かされていませんでした。

いつから総合病院の精神科から個人病院の心療内科に変わったのか

はっきりしませんが、

理由いつも「精神科に行ってから手が震え始めた」です。

 

後々、レビー小体型認知症の特徴で

便に対して執着し、便秘をしていなくても四六時中ずっと便に悩まされてしまう。

と医師からの話でやっと納得できました。

 

姑の行動が凄いんですよ

トイレにいって1時間以上

自分の指を使って出そうとして

血が出てきても

「出ない。出ない。出ない。」

この行動が何年も続くのです。

 

今は「腸が死ぬほど痛い」と言っています。

レビー小体型認知症

ずっと便秘のような腸の不快な症状に悩まされ続ける特徴があります。

私だけじゃなく姑が病気の特徴を少しでも理解していれば

もう少し精神的に楽になるのに

耳をふさいで聞こうとしないので

姑にとっては「得体のしれない痛み、不快」になるのです。

 

鬱だと言い始めた時も

私「鬱と診断されたの?」

姑「余計な事ばっかり考えない!って先生が言っていたの。

  そうじゃないと鬱になるよ。」

私「何で鬱だと思うの?」

姑「余計な事ばかり考えているから鬱なんだよ。」

訳が分かりませんよね

鬱と診断されたのかは定かではありませんが

家に来るときはお薬手帳を持ってきていませんでしたし

私も「一緒に住んでほしい」の口実だと思っていました。

 

ただ運動会でママ友に言われた

「絶対認知症だよ!」

時々その言葉を思い返して、なんとなく不安でしたが

「一緒に住んでほしい」の言葉の方が100倍不安でしたね。

 

この団地が好きで

子供たちの成長が楽しくて

仕事も充実していて

忙しい生活でしたが張り切っていましたからね。

 

【現在】

今日は、20日ぶりにデイサービスに行きました。

衛生的にも限界地を超えていました。

私はとにかく何が何でも今日は行ってほしい!

男の介護士さん2名と私で何とか車いすまで運びました。

その間も姑は

マスクがない。パンが食べたい。おなかがすいた。足が痛い。

次々と何か言っていましたが

3人とも「は~い(^^)わかったよ~」

「あっちについたらね~」

 

デイサービスから帰ってくると

疲れている様子が一目瞭然。

ソファーに座ると同時に目を閉じて休憩(-_-)

すっかり眠ってしまう前に声をかけ

夕飯を食べて夜の薬をいつもより早く出しました。

案の定

小さい子供が眠くてダダをこねるのとまったく一緒で

「お布団に連れて行って!!!」いきなりの怒り口調

私「頑張って歩いてね~」

私は歩行補助器を目の前に差し出し

姑「足が痛くて歩けない」

これを数回繰り返し、

姑「この痛みがわかるのかーーー!」

私「痛いのはわかるよ。頑張ってるよね。偉い偉い」

とこんな感じで姑の部屋へ到着。

怒りモードで

姑「手を貸して!」

姑「見てないでズボンぐらい脱がせたらいいじゃないか!」

と言いながら寝ましたw。

 

子供なんですよね。

姑は当たり前の大人と思っているようですけどね。

 

最近、ちょっと弱ってきていて

介護と仕事の両立は非常に大変で

疲弊してしまって仕事辞めたんですよね。